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自然観察会

2019年10月28日
中島
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10月27日(日)中島で、中島自然再生協議会主催の自然観察会が開催されました。

中島とは、以前「なかのしま」とも呼ばれていましたが、現在では「なかしま」で統一されています。

福岡県中間市を流れる一級河川遠賀川の中下流部(河口から約12km)に位置する中州で 、約28haに及ぶ広大な面積(福岡ドーム4個分)を有しています。

遠賀川下流の航空写真
画像は遠賀川河川事務所ホームページより引用

春はバードウオッチングでしたが、今回は植物観察です。ガイドの方は、委託を受け中島の植物分布を調査している民間会社の方です。

この花は、(ちょうど、折れていた花があったので掲げています)

ガイドの方が頭の上まで掲げている写真
環境庁:絶滅危惧Ⅱ類,福岡県:絶滅危惧Ⅱ類のタコノアシだそうです。群生はしていませんでしたが、ひっそりと咲いていました。

この小さな可愛い花は、

草むらの中に咲いている小さな黄色の花の写真
外来種のヌマツルギク。

福岡県の要対策外来種に指定され、 北アメリカ南部原産で、日本では1975年福岡市で初めて発見されたそうです。福岡県侵略的外来種リスト選定種の解説によると、「河川、水路、水田の畦などに見られる。繁殖力が強い多年草で、茎が横になって群生するため、在来の湿生植物との競合が懸念される。水田畦畔の難防除雑草でもある。」と、あります。見た目は可愛いのですが。

次も外来種です。

水たまりの中に在来種と混ざって生えている写真
オオフサモ

福岡県の重点対策外来種で前出の解説によると、「県内各地の河川、水路、ため池などに繁茂し、浅水域の水面全体に群生するため、在来種との競合、通水阻害が懸念されている。このため、特に絶滅危惧種が生育している重要湿地での防除対策が望まれる。また、特定外来生物として栽培が禁止されていることの啓発も重要である。原産地 南アメリカ」元々は、観賞用として各地に移入されたそうです。

オオフサモの横に生えているのが、在来種のマコモ。

水たまりの中に在来種と混ざって生えている写真
ウィキペディアによると、イネ科の植物で日本では全国に見られ、水辺に群生し、沼や河川、湖などに生育。マコモは誤ってニュージーランドで繁殖し、侵略的外来種に指定されているそうです。

次はヨメナ。在来種でキク科。

水たまりの中に在来種と混ざって生えている写真
ウィキペディアによると本州中部以西、四国、九州に分布するごく普通の植物だそうです。

サガミスゲ

池の対岸に群生している写真
遠賀川河川事務所資料によると、「福岡県:絶滅危惧ⅠB類 湿地に生育する多年草で、匍匐(ほふく)をのばして繁茂するため、マット状の群落を形成する。スゲ類の中では脆弱な形質を持ち、高茎草本に対する競争力は弱いものと推定される。福岡県内では極稀。」とのことです。

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みんなが取り囲んで観察している写真
絶滅危惧II類。九州でもこの場所だけではとの事でした。

前回の記事で紹介したカヤネズミの巣。

前回の記事より鮮明なカヤネズミの巣の写真
今度はデジカメで撮影です。

スタート時点に戻り、遠賀川の源流の水と、この場所の水とで簡易な水質検査と透視度検査を行い、集合写真。

中島自然再生協議会自然観察会と書かれた横断幕の前での集合写真

この後、新米を炊いたおにぎりとだんご汁で食事をしました。食事係の方、お世話になりました。美味しくいただきました。

観察会は、華やかな花などはありませんでしたが、外来種と絶滅危惧種の問題には考えさせられました。

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遠太
Author: 遠太
九州は福岡県中間市で環境保全や地域に関するボランティア活動中。
できる時にできる範囲で。そこには、ノルマも強制も義務もありません。

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